グローバル戦略

グローバル戦略

日本で商品ブランド『ピエナージュ』のマーケティングを強化することで中国市場でのブランド認知を高め、コスメコンタクト®のEC販売を加速してまいります。

日本における商品ブランド強化の取り組み

当期、日本国内では、実店舗での販売を売れる店舗に絞り込み、それ以外は卸売りに徹することで、コンタクトレンズ関連事業の収益性を回復させる戦略的な取り組みを進めました。

商品ブランドも『ピエナージュ』と『デコラティブアイズ』を中心に据え、売れる売り場でこれらのブランド認知度を高める方針を打ち出しました。これは、拡販拠点というより、日本をコスメコンタクト®のブランド強化拠点とする方針によるものです。

海外では、中国を展開市場の主体とし、特にEC販売の強化に努めました。その結果、中国での業容は拡大傾向を維持しています。

中国でのコスメコンタクト®EC販売指数の推移

日本でのブランド強化を通じて中国での拡販を推進

コンタクトレンズは相対的に単価が高く、消耗品であることから、日本ブランドであることが付加価値となり、競争力を発揮できる商品です。今後、中国では、『ピエナージュ』を中心としたEC販売に特化してまいります。

コスメコンタクト事業では、日本でのブランディングが中国での事業展開を左右すると考えております。本年は、中国のシングルデー(独身の日、11月11日)を祝う中国最大のECイベントに向けて、W11(ダブルイレブン)戦略室を組成し、日本、中国のマーケティング・ECチームが一体となって、日本におけるブランディング、日中をつなぐマーケティングなど、様々な取り組みを戦略的に推進いたしました。

10月7日には、ユーザー目線で開発したこだわりのカラーコンタクト新シリーズ『ピエナージュ ミミジェム』を初めて日中同時に発売いたしました。日中両国のチームが連携して『ピエナージュ』ブランドの認知度向上を図り、11月11日の成果に結びつけようと、組織的な動きを推進いたしました。

日本でのブランド強化を通じて中国での拡販を推進
日本で売れている『ピエナージュ』、日本メーカー「粧美堂」が販売する『ピエナージュ』の徹底した拡販を図る

上海子会社が『ピエナージュ』拡販に向けた孫会社を設立

本年6月21日、中国子会社の「粧美堂日用品(上海)有限公司」が中国最大のECモール『天猫(Tmall)』にコンタクトレンズの上位店舗を複数展開する「上海友鏡健康科技パートナーシップ企業(有限パートナーシップ)」とともに、合弁会社「壹見健康科技(上海)有限公司」を設立いたしました。当社にとって孫会社となるこの会社を通じ、『ピエナージュ』ブランドの生産を中国・台湾に展開し、中国を中心にB2Cの事業基盤を構築する計画です。

日本のカラーコンタクトレンズメーカーの大半は、ブランドを貸与するフィービジネスを展開しています。当社は、2010年に中国(上海)に子会社を設立し、雑貨を手始めに中国展開をしてまいりましたが、近年ではコスメコンタクト事業に大きく舵を切り、自社ブランド商品の販売を中心に事業展開をしております。

今後の当社グループの生き残り策を考えた結果、中国で一番いい売り場に一番売れるブランドを出すことが重要と考えました。その戦略実現に向け、当社グループと中国のパートナー企業とが一丸となって進んでおります。

日本の商号変更を機に、「粧美堂」のブランディングを強化

「粧美堂」への商号変更を考えたきっかけに、中国子会社「粧美堂日用品(上海)」からの意見がありました。これまで、問屋業であった当社にはブランド戦略という視点がなく、企業ブランドと商品ブランドが乱立する状況を許容してまいりました。中国でも、「粧美堂」「SHO-BI」、さらに『ピエナージュ』『デコラティブアイズ』など、企業ブランド、商品ブランドがマーケティング上の整理がないままに展開されてきておりました。

巨大なEC市場を持つ中国では、基本的にブランドを一つに集約し、検索で上位に上がりやすい状況をつくり出すことを重視します。集約するブランドとして、粧美堂日用品(上海)は、消費者が最も認知している「粧美堂」を優先しました。何をする会社かがわかりやすいし、日本の会社として認識しやすい。中国でのブランディングに最も有効なのが企業ブランドでした。

「粧美堂」が展開する『ピエナージュ』を旗艦ブランドに、今後は、中国を中心とした市場でより親しんでいただける企業グループを目指してまいります。

商品ブランドを『デコラティブアイズ』『ピエナージュ』に絞り込み、売れる売り場で徹底したブランド認知度の向上を図る